活性酸素とは?
2016年12月3日6:00 AM カテゴリー:お役立ちブログ
みなさんは活性酸素という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
金属を濡れている状態で長時間放置して、錆びさせてしまった経験はほとんどの方がお持ちではないかと思います。
錆の原因は金属の「酸化」であるのですが、実は「酸化」は金属にのみ起こるものではありません。
我々の体内でも酸化反応は起きているのです。この体内での酸化反応を引き起こす原因になるのが、活性酸素と呼ばれるものです。
では活性酸素はどのようなことが原因で生成するのでしょうか?また、活性酸素は我々の身体に、どのような影響を及ぼすのでしょうか?
活性酸素は、外から体内に入ってくるものではなく、我々の身体の中で生成します。我々の生命活動に必要不可欠なエネルギーを生み出す器官をミトコンドリアと言います。
このミトコンドリアは我々のほとんどすべての細胞に存在します。
このミトコンドリアがエネルギーを生成するときに副生成物として生み出されるのが活性酸素です。
よって活性酸素は生命活動に酸素およびエネルギーを必要とする生物では否応なく生成するものだと言えます。
この活性酸素は、普段は生成した直後に除去される機能が体の中に備わっているのですが、年齢を重なるにつれてこの機能が低下していきます。
機能低下が起こると、活性酸素が体内で酸化反応を引き起こし、老化や生活習慣病の原因になります。
いかがですか?活性酸素は人間が生活する以上、でてきてしまうものですが、その代謝機能が低下してくると重大な病気に繋がりかねません。
次回は活性酸素についてより詳しくご説明させていただきます。